2017年3月3日金曜日

税関検査立会料

私どもダーミジャパンは、イタリア・ダーミ社の生産するワニ革を使った靴の国内販売会社です。
 
当然のことながら、イタリアで作られた靴(現在はスニーカーが中心ですが)を主とした商品の輸入元という立場であり、その輸入手配は私どもの重要な業務の一つです。
 
 
イタリアで商品が出来上がると、まずフォーワダーさん(貨物運送事業者)に現地での商品の集荷を依頼します。
 
その後は、イタリアでの通関、日本までのフライトの確保、国際輸送、国内通関を経て、空港から弊社が指定するサイトへ商品を運んでもらいます。
 
物事がスムーズに進めば、イタリアでの商品の集荷から国内での受け取りまで、1週間から10日間といったところです。
 

この輸送期間の確定が難しくなる要因の一つが「通関」です。
 
通関にあたっては、必要書類がすべて整っているか、また整っていてもその内容に不備がないかをよーく調べられます。
 
私どもの様にワシントン条約で指定されているワニ革を使った商品の輸入となると、必要書類がより増える方向にあります。
 
また、書類が揃っていても、通関時に税関検査員がランダムに商品を選択し、立会い検査をすることがあります。
 
これに運悪く選ばれたりすると、通関許可までの時間が長引きます。
 
例えば、商品が朝のフライトで国内に入ってきた場合、通関が昼過ぎ頃までに完了すれば、その日の内に翌日の国内輸送の手配が完了します。
 
もし昼過ぎても商品が税関から出て来ないと、翌日の配送手配となり、商品の受取りがその翌々日になったりします。
 
そして、検査員の立会検査に選ばれたりすると、時間が長くなるだけではありません。
税関検査立会料を請求されるのです。
 
立会検査に選ばれなければ、その立会料を請求されることはありません。


私はどうしても理解できないのです。
ランダムに検査に選ばれたりすると、通関に余計に時間を取られ、更に費用まで請求されるということが。
 
 

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